はじめに
筆者の独断と偏見で、いいなと思うJazzをご紹介しています。今回はトランペット編です。さて皆さんの好みと合いますでしょうか。
マイ・ファニー・ヴァレインタイン
(My Fanny Valentine)
マイルスデイヴィス
トランペトといえば、マイルスはなんと言っても一番でしょう。ジャズの歴史の中で色んな時代に顔を出し、歴史を作ってきた人ですから。
この曲は、マイルスの押さえたミュートプレイとレッド・ガーランドのコロコロとした軽快なピアノが冴えてます。
ソー・ビーツ・マイ・ハート・フォー・ユー
(So Beats My Heart For You)
アート・ファーマー
音を短く切って演奏するアート・ファーマー、流れるようなトミー・フラナガンのピアノ、リズミカルなトミー・ウイリアムズのベース、全般的に気負わずオーソドックスに演奏しているのがいいですね。
ホワッツ・ニュー
(What’s New)
クリフォード・ブラウン
トランペットの微妙な音の変化で、せつなくせまってくる吹き方がいい。What’s new.「お変わりない?」。あなたもどこかの飲み屋のママさんからこんなこと言われたことがあるでしょ。So Good.
明るい表通りで
(On the Sunny Side of the Street)
デイジー・ガレスピー
ガレスピーのトランペットと二人のソニー(ソニー・ステイットとソニー・ロリンズ)の掛け合いが面白い。最後にボーカルが入るが、サッチモかと思ったらガレスピーが歌ってました。
エヴリシング・ハプンズ・トウ・ミー
(Everything Happens to Me)
チェット・ベイカー
ちょっと女性かと思わせるベイカーの中性的なボーカルがいい。バックのケニュー・ドリューのピアノも流暢だし、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムスも小気味良いですね。
まとめ
今回のトランペット特集はいかがでしたか。好みのプレイヤー、好みの曲は入っていましたか。楽しめていただけましたなら筆者は幸せです。